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臨床報告
レーザーフレアーセルメーターによる虹彩ルベオーシスの早期発見
著者: 安積淳1 調久光1 佐堀彰彦1 井上正則1 山本節1
所属機関: 1神戸大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.955 - P.958
文献購入ページに移動同時に前房フレアー値を定量し,ルベオーシスとの関連を検討した。24眼で前房フレアーのphoton count値が20以上であった。うち虹彩ルベオーシスは20眼83%にあった。40眼で前房フレアー値が15以上であった。うち虹彩ルベオーシスは27眼75%にあった。虹彩ルベオーシスのある36眼のフレアー値は,20眼56%で20以上,27眼75%で15以上であった。
この結果から,前房フレアー値20以上を明らかな異常値,15から20の間を境界値とすることで,レーザーフレアーセルメーターを虹彩ルベオーシスの早期発見のスクリーニングに使用できると考えた。
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