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色覚異常
著者: 深見嘉一郎1
所属機関: 1福井医大
ページ範囲:P.963 - P.965
文献購入ページに移動1.姉弟にみられた桿体一色型色覚〔○横田章夫獨協医大,辛 米子,木村 純,妹尾 正〕
姉弟にみられた桿体一色型色覚の症例を報告する。姉は15歳,弟は12歳で幼児期より低視力,昼盲,色覚異常が気づかれていた。
姉の矯正視力は右0.2左0.2,弟の矯正視力は右0.09左0.08で,視力検査では弟の両眼に比較中心暗点が認められた。色相配列検査ではパネルD−15,100ヒューテストいずれの検査でも姉に比べて弟の方が異常の程度が強く,差がみられた。弟では白色背景光上での分光感度が暗所視比較感度に一致し,桿体一色型色覚完全型と考えられた。姉では錐体系の反応がみられ,不完全型と考えられた。
姉弟にみられた桿体一色型色覚の症例を報告する。姉は15歳,弟は12歳で幼児期より低視力,昼盲,色覚異常が気づかれていた。
姉の矯正視力は右0.2左0.2,弟の矯正視力は右0.09左0.08で,視力検査では弟の両眼に比較中心暗点が認められた。色相配列検査ではパネルD−15,100ヒューテストいずれの検査でも姉に比べて弟の方が異常の程度が強く,差がみられた。弟では白色背景光上での分光感度が暗所視比較感度に一致し,桿体一色型色覚完全型と考えられた。姉では錐体系の反応がみられ,不完全型と考えられた。
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