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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科44巻7号

1990年07月発行

特集 第43回日本臨床眼科学会講演集(5)1989年10月 名古屋

学会原著

4型コラーゲンによる輪部形成術の試み

著者: 木下茂1 大橋裕一1 眞鍋禮三1

所属機関: 1大阪大学医学部眼科 2 3

ページ範囲:P.1009 - P.1011

文献概要

 ヒト胎盤より4型コラーゲンを精製・再重合させてコラーゲンシートを作成し,その臨床応用を試みた。症例は偽翼状片で,結膜切除後にこのシートを10-0ナイロン糸で強膜上に縫着し,結膜組織の侵入を阻止するか否かについて検討した。この結果,コラーゲンシートは最終観察時(術後5か月)まで強膜上に認められ,臨床的に問題となる炎症反応は生じなかった。またシートは結膜組織の侵入を結膜側で完全に阻止していた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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