文献詳細
特集 第43回日本臨床眼科学会講演集(5)1989年10月 名古屋
学会原著
文献概要
ヒト胎盤より4型コラーゲンを精製・再重合させてコラーゲンシートを作成し,その臨床応用を試みた。症例は偽翼状片で,結膜切除後にこのシートを10-0ナイロン糸で強膜上に縫着し,結膜組織の侵入を阻止するか否かについて検討した。この結果,コラーゲンシートは最終観察時(術後5か月)まで強膜上に認められ,臨床的に問題となる炎症反応は生じなかった。またシートは結膜組織の侵入を結膜側で完全に阻止していた。
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