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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科44巻7号

1990年07月発行

文献概要

特集 第43回日本臨床眼科学会講演集(5)1989年10月 名古屋 学会原著

糖尿病性網膜症の黄斑部病変の検討

著者: 今泉寛子1 竹田宗泰1

所属機関: 1札幌医大眼科

ページ範囲:P.1013 - P.1016

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 糖尿病性網膜症74例141眼の黄斑部変化について螢光造影所見を中心に検討した。
 網膜症が単純型から前増殖型,増殖型と進行するに従い中心窩周囲毛細血管網の閉塞が広くなり,網膜血管の透過性亢進による浮腫性病変が強くなり,視力も悪化する傾向が見られた。
 黄斑部に広範な毛細血管床閉塞を認めた5例のうち3例に網膜新生血管を認めた。
 網膜色素上皮萎縮を16眼に認め,浮腫性病変を合併した場合は視力障害が著明であった。また網膜色素上皮萎縮は従来非進行性といわれているが中には進行する症例もみられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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