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特集 第43回日本臨床眼科学会講演集(5)1989年10月 名古屋 学会原著
頭頸部損傷患者の調節機能特性と動的調節検査の有用性について
著者: 伊比健児1 岩崎常人1 秋谷忍1 大塚正博2
所属機関: 1産業医科大学眼科 2さっか眼科
ページ範囲:P.1041 - P.1045
文献購入ページに移動1)準静的調節検査結果が正常でも,調節弛緩時間や調節緊張時間が延長している患者が5例認められた。
2)塩酸エペリゾン投与後に準静的調節検査結果が不変であっても調節弛緩時間の短縮と調節緊張時間の延長が認められた患者が1例認められた。
3)準静的調節検査結果が正常でも調節緊張時間が延長している患者に塩酸エペリゾンを投与すると調節麻痺様状態になった患者が1例認められた。
これらの結果から,頭頸部損傷患者に対するステップ刺激による調節検査は有用であると考えた。
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