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特集 第43回日本臨床眼科学会講演集(5)1989年10月 名古屋 学術展示
黄斑浮腫を伴った網膜中心静脈閉塞症に対する高気圧酸素療法
著者: 児玉州平1 白神史雄1 豊田英治1 松尾信彦1
所属機関: 1岡山大学眼科学教室
ページ範囲:P.1082 - P.1083
文献購入ページに移動対象および方法 対象は岡山大学医学部附属病院眼科を受診した網膜中心静脈閉塞症10例10眼である。年齢は44〜73歳までで,男性3例,女性7例であった。発症から高気圧酸素療法までの期間は2週〜10か月,平均2か月で,10例中8例は発症から1.5か月以内の新鮮例であった。全例ともに検眼鏡的に黄斑浮腫を認め,螢光眼底写真では虚血型4例,漏出型6例で,いずれも黄斑を中心とする螢光色素の漏出を伴っており,これが視力低下の主因と考えられた。
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