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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科44巻7号

1990年07月発行

文献概要

特集 第43回日本臨床眼科学会講演集(5)1989年10月 名古屋 学術展示

小口病と中心性輪紋状脈絡膜萎縮症の合併

著者: 元倉智博1 三宅養三2 城山敬康2 森林平1

所属機関: 1遠州総合病院眼科 2名古屋大学眼科

ページ範囲:P.1102 - P.1103

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 緒言 小口病1)は先天性停止性の夜盲を呈する遺伝性疾患で暗順応障害や特有の眼底所見を示し,古くから知られている。小口病と中心性輪紋状脈絡膜萎縮症の合併は文献的には1984年の菅原ら2)の報告した1例がみられる。この他に小口病に限局性網膜脈絡膜萎縮がみられた例3),下耳側動脈に沿った網膜色素上皮の変化がみられたもの4),色素性傍静脈網脈絡膜萎縮が片眼にみられた例5)等の報告がある。
 今回我々は小口病に中心性輪紋状脈絡膜萎縮症を合併した1例を経験し,その妹を検査したところ小口病に加え中心性輪紋状脈絡膜萎縮症の初期変化を示唆する所見を得たので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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