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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科44巻7号

1990年07月発行

文献概要

特集 第43回日本臨床眼科学会講演集(5)1989年10月 名古屋 学術展示

視神経萎縮を呈したMetaphyseal Chondrodysplasia Jansen型の1例

著者: 藤沢昇1 海平淳一1 佐藤雪雄2 保谷卓男2 石原淳2 瀬川雄三2

所属機関: 1北信総合病院眼科 2信州大学医学部眼科

ページ範囲:P.1114 - P.1115

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 緒言 Metaphyseal Chondrodysplasia (Meta-physeal Dysostosis)は,内軟骨性骨化障害を生じる先天性骨系統疾患で,主に長管骨がおかされる。そのうちもっとも重症型で頭蓋骨障害を合併するJansen型は極めてまれで,1934年Jansen1)が報告して以来世界で約14例の報告をみるに過ぎない。本症の眼科領域での報告は現在までなく,今回視神経管周囲の骨の肥厚に起因すると思われる視神経萎縮の症例を経験したので報告する。
 症例 6歳,男子。初診:1988年4月22日。主訴:左眼の視力低下。家族歴:血族結婚なく,特記すべきことはない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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