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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科44巻7号

1990年07月発行

文献概要

臨床報告

中心性両耳側半盲を呈したエタンブトール中毒の1例

著者: 万代道子1 吉村長久1 本田孔士1 隅田義夫2

所属機関: 1京都大学医学部眼科 2隅田眼科医院

ページ範囲:P.1124 - P.1127

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 中心性両耳側半盲が82歳男子に発症した。視力は0.6と0.2であった。頭蓋内には病変は発見されなかった。初診3か月後に,初診の10か月前からエタンブトールを一日量1g連続服用していたことが判明した。エタンブトール服用中止6か月後に,視野,色覚,視力が回復した。エタンブトールが視交叉部に限局性の病変をおこしたと推定された。診断確定には問診が有力な手掛りとなった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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