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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科44巻7号

1990年07月発行

文献概要

臨床報告

硝子体手術に発見される硝子体基底部裂孔

著者: 松村美代1 井戸稚子1 岩崎義弘1 加藤研一1 小泉閑

所属機関: 1兵庫県立尼崎病院眼科

ページ範囲:P.1137 - P.1139

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 硝子体手術終了時に全周強膜圧迫を行いながら眼底検査を行い,手術終了時には裂孔のないことを確かめ,術後1週以内に鋸状緑近傍に裂孔の発見された例について検討した。発生率は初回手術140眼中8眼(5.7%)で再手術例には見られなかった。全例有水晶体眼で,裂孔の方向性は術者の右手側に6眼,左手側に2眼であった。強膜創に陥入した周辺部の残存硝子体が,術後に収縮し硝戸体基底部を牽引して裂孔を形成するものと考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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