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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科44巻8号

1990年08月発行

文献概要

特集 第43回日本臨床眼科学会講演集(6)1989年10月 名古屋 学会原著

当院に導入された汎用コンピューターを用いた総合医療情報システムの紹介

著者: 蔭山誠1 中塚和夫1 古嶋正俊1 山之内夘一1

所属機関: 1大分医科大学眼科学講座

ページ範囲:P.1217 - P.1219

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 本学附属病院では1989年1月4日より,汎用コンピューターを用いた総合医療情報システムが導入された。まず人退院および給食オーダー・システムが稼働したのに続き,5月からは薬剤処方オーダーが病棟,外来の順でスタートした。今後は検査オーダー,放射線オーダー、病名オーダー,さらに将来はカルテの電子画像化なども予定されている。
 本システムの特徴は,病院内の金業務を包括し,各部所間を正確で質の高い情報によって相互に結ぶことにある。ところがシステムがフル稼働していない現在,われわれ医師にとっては手間のかかる人力作業のみが中心となり,そこから還元される情報はごくわずかなものにすぎない。さらに,眼科の診療形態を考えた場合,端末機の操作自体に他科以上の負担が強いられているようにも思う。
 本稿では,当院のシステムを紹介するとともに,眼科医の立場から現時点での問題点を挙げ,理想のトータルシステムとはどうあるべきかを考えてみた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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