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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科44巻8号

1990年08月発行

文献概要

特集 第43回日本臨床眼科学会講演集(6)1989年10月 名古屋 学術展示

糖尿病患者の眼科外来受診状況

著者: 森宏明1 馬嶋昭生1 玉井一司1 川路陽子1 尾関年則1

所属機関: 1名古屋市立大学医学部眼科教室

ページ範囲:P.1296 - P.1297

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 緒言 糖尿病性網膜症の発生は,罹病期間,血糖コントロールなどが影響するとされているが1,2),網膜症の予後に関しては,従来から全身管理,眼科的管理の他,糖尿病性網膜症の早期発見が重要とされている。しかし,現在でも内科的治療が行われているにもかかわらず,かなり進行してから眼科を受診する例にしばしば遭遇する。そこで,糖尿病と診断されてから,名古屋市立大学病院眼科を受診するに至る状況を調査した。
 対象 1988年1月から1989年4月の間に当科初診の糖尿病患者270例を対象とした。受診理由から,Ⅰ群(他眼科からの紹介:80例),Ⅱ群(当院他科からの紹介:132例),Ⅲ群(自主的に受診:54例),その他(他院内科から紹介:4例)に分け,さらに各群を,当科初診時に糖尿病性網膜症のみられたものを(+),みられなかったものを(−)とした。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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