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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科44巻8号

1990年08月発行

文献概要

特集 第43回日本臨床眼科学会講演集(6)1989年10月 名古屋 学術展示

低血糖多発後にドルーゼンを発生した若年インスリン依存性糖尿病の1例

著者: 浜田幸子1 中村明子2 小椋祐一郎3

所属機関: 1大和高田市立病院 2大和高田市立病院内科 3京都大学眼科

ページ範囲:P.1298 - P.1299

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 緒言 網膜のドルーゼンdrusenの多くは高齢者に発生するが,若年者にも時に認められ,通常眼底の広範な領域に散在して,何らかの全身的あるいは局所的な代謝障害または栄養障害の関与で発生すると推定されている1)。今回われわれは,低血糖発作を反復した後に,網膜にドルーゼンが発生した,若年性IDDMの1症例を経験したので報告する。
 症例 21歳10か月女子。1977年1月12日頃より(当時9歳)口渇,多飲,全身倦怠をきたし,内科を受診し,血糖542mg/dl,尿中ケトン体(⧻)で,IDDMと診断された。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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