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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科45巻10号

1991年10月発行

文献概要

連載 眼の組織・病理アトラス・60

アミロイド小体

著者: 猪俣孟1

所属機関: 1九州大学

ページ範囲:P.1640 - P.1641

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 アミロイド小体corpora amylaceaとは,中高齢者の網膜や視神経の神経線維内にアミロイド線維様の微細線維が充満して,組織学的に小球状の沈着物として認められるものをいう。アミロイド小体の大きさは直径が5.0—20μmで,光学顕微鏡もしくは電子顕微鏡観察によってはじめて観察される病変であり,臨床的病変の呼称ではない。
 アミロイド小体という名はVirchowによってはじめて命名されたもので,脳内に澱粉粒に似た小球状の物質が観察されたことによる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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