文献詳細
文献概要
連載 眼の組織・病理アトラス・60
アミロイド小体
著者: 猪俣孟1
所属機関: 1九州大学
ページ範囲:P.1640 - P.1641
文献購入ページに移動 アミロイド小体corpora amylaceaとは,中高齢者の網膜や視神経の神経線維内にアミロイド線維様の微細線維が充満して,組織学的に小球状の沈着物として認められるものをいう。アミロイド小体の大きさは直径が5.0—20μmで,光学顕微鏡もしくは電子顕微鏡観察によってはじめて観察される病変であり,臨床的病変の呼称ではない。
アミロイド小体という名はVirchowによってはじめて命名されたもので,脳内に澱粉粒に似た小球状の物質が観察されたことによる。
アミロイド小体という名はVirchowによってはじめて命名されたもので,脳内に澱粉粒に似た小球状の物質が観察されたことによる。
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