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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科45巻10号

1991年10月発行

文献概要

臨床報告

網膜剥離眼の眼軸長

著者: 天野浩之1 谷原秀信1 佐藤恵美子1 植田良樹1 鈴木聡美1 石郷岡均1 河野眞一郎2 根木昭3 本田孔士1

所属機関: 1京都大学医学部眼科学教室 2帝京大学医学部眼科学教室 3天理よろず相談所病院眼科

ページ範囲:P.1651 - P.1655

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 裂孔原性網膜剥離眼215例247眼について眼軸長を計測し年齢,性別,眼底所見との関連を検討した。年齢構成は全体として50歳代にピークのある一峰性分布であった。弁状裂孔は高齢者,格子状変性中円孔は若年者に多くみられた。有意に眼軸長が長かった因子としては(1)若年者(50歳未満)(2)男性(3)格子状変性を伴う網膜裂孔があった。扁平剥離は胞状剥離よりわずかに眼軸長が長いが有意差はなかった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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