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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科45巻11号

1991年10月発行

文献概要

特集 眼科基本診療—私はこうしている 診断に必要な基本技術

瞳孔異常の見方

著者: 向野和雄1

所属機関: 1北里大学医学部眼科

ページ範囲:P.39 - P.41

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1.瞳孔構造と薬理
 瞳孔は虹彩によって形作られるカメラのシボリのようなもので,ほぼ円形を呈し,その大きさは明るさ,調節の有無,年齢,精神状況などでいろいろと変化するものである。その大きさを規定するものは瞳孔括約筋(アセチルコリンによる副交感神経支配,一部交感神経抑制支配ありという),瞳孔散大筋(ノルアドレナリンによる交感神経支配,一部副交感神経抑制支配あり),さらに近年瞳孔括約筋のタキキニン(サブスタンスP,ノイロキニンAなど三叉神経由来のもの)支配により縮瞳を来すことなどが知られている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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