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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科45巻11号

1991年10月発行

文献概要

特集 眼科基本診療—私はこうしている 診断に必要な基本技術

眼精疲労が強いときの検査方針

著者: 宮崎榮一1

所属機関: 1宮崎眼科

ページ範囲:P.82 - P.83

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 休息してなおるものを生理的な眼疲労といい,いつまでも続くものを病的な眼精疲労という。眼精疲労とは対象をよくみようとして努力する時に経験される苦痛または異和感である(亀井)。今までに多くの分類がされているが最近では身体因の解明できるものを症候性眼精疲労とし,心因によるものを本態性眼精疲労としている。医療機関を回り歩くいわゆるprofessional patientといわれる症例には後者が多い。両者は明確に区別されるものではなく混り合って頑固な症状を呈することが多い。この点に留意しながら検査方針をたてる必要がある。そのためには問診が最も重要であるが,詳しくは後述する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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