icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科45巻11号

1991年10月発行

文献概要

特集 眼科基本診療—私はこうしている Special Lecture

眼内レンズの適応はどこまでか

著者: 永田誠1

所属機関: 1永田眼科

ページ範囲:P.89 - P.92

文献購入ページに移動
めまぐるしく変わった手術適応
 眼内レンズ手術の適応はめまぐるしく書き替えられてきた。いつの時代にもその適応の基準には十分な根拠があり,その時点では手術を受ける患者にとって最も安全と考えられる適応が提唱されてきた。もちろん絶対的な適応の制限というものはなく,それぞれの時代に,その時代の適応の基準を越えて手術が行われた。それぞれの術者にそれぞれの主張があり,術者は自己の良心に従って手術を行うはずであるから,たとえそれが不幸な結果に終わってもその責任はそれぞれの術者がとればよいことである。
 しかし,一般的に示される手術の適応基準は平均的な知識と技能を持った術者が行う手術における適応と考えてよいであろう。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?