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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科45巻11号

1991年10月発行

文献概要

特集 眼科基本診療—私はこうしている 緊急処置の実際

急激な視野障害でなにを考えるか

著者: 土坂寿行1

所属機関: 1東京女子医大第二病院眼科

ページ範囲:P.170 - P.171

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 視野障害の原因となる組織は,網膜から視中枢に至るまでの領域で,その他にも心因性の視野狭窄が見られる。この内,網膜および視交叉に至るまでの視神経障害は,通常片眼性の視野障害の原因となり,視交叉から中枢側の障害は両側性である。これらの疾患は他の神経障害を合併することが多く,視力,視野検査の他に眼球運動,瞳孔反応などの神経学的な検索を必要とする。また,細隙灯顕微鏡検査,眼圧,眼底検査など一般的な検索の他,救急でできる範囲でCFF,螢光眼底撮影,ERG,VEP,色覚検査,レントゲン撮影,CT,MRI,血液一般検査などが行えるとよい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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