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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科45巻11号

1991年10月発行

文献概要

特集 眼科基本診療—私はこうしている 緊急処置の実際

眼痛を訴える患者になにを考えるか

著者: 上原雅美1

所属機関: 1松下記念病院眼科

ページ範囲:P.172 - P.173

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 眼痛は視力障害とともに,患者にとっては重要で苦痛な症状である。中には,高度な視力低下を自覚しながら,眼痛がなかったためにしばらく放置していたという症例に出会うことも珍しくない。眼痛の種類は様々であり,その原因には広範な眼疾患だけでなく他科の疾患も含まれる。また,眼痛の程度とその原因疾患の重篤度とは必ずしも一致しない。激しい眼痛があっても対症療法のみでよいものもあれば,眼痛が他の症状の随伴症状であっても眼科的あるいは他科的に緊急処置を要するものもあり,鑑別診断が重要となる。本稿では眼科救急処置における眼痛に焦点をあてて記載する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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