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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科45巻11号

1991年10月発行

文献概要

特集 眼科基本診療—私はこうしている 緊急処置の実際

眼球打撲時の検査

著者: 田邊吉彦1

所属機関: 1中部労災病院眼科

ページ範囲:P.200 - P.201

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 眼球打撲では眼瞼や眼窩も傷害を受ける。打撲時の検査では当然それらも含まれる。診察はまず問診から始まる。実際は次の視診とほとんど同時に行うが,何時,どのような状況で,どの様な打撲を受けたか,自覚症状(疼痛,視力低下,復視等の有無)はどうか等を聞く。それによって,blow-out fracture(眼窩全面を蔽う様に物体が当った時),視束管骨折(眉毛外上方の打撲),眼内異物等も鑑別範囲に入って来る。視診も問診と同時に行うが眼瞼腫脹,結膜出血,眼球運動障害(眼位異常)等の有無はこれでわかる。以下,視診や症状に応じて更に検査を進める。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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