icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科45巻12号

1991年11月発行

文献概要

臨床報告

内因性ぶどう膜炎に対する硝子体手術の検討

著者: 武藤勉1 玉井信1

所属機関: 1東北大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1777 - P.1780

文献購入ページに移動
 サルコイドーシス5眼,疑診を含むベーチェット病2眼,原因不明3眼の内因性ぶどう膜炎8例10眼(男性4例,女性4例)の硝子体混濁に対して硝子体手術を行った。全例で術後視力が向上し,経過観察期間(平均30.7か月)中その視力は保持され,合併症も認めなかった。
 ベーチェット病など非肉芽性ぶどう膜炎に対する硝子体手術は,手術時期,手術適応など慎重な検討が必要であるが,サルコイドーシスなどの肉芽性ぶどう膜炎の硝子体混濁に対しては,視力改善のため硝子体手術は有効であると考えられる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら