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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科45巻12号

1991年11月発行

文献概要

臨床報告

血管新生緑内障に対するSeton移植手術,トラベクレクトミーおよび毛様体冷凍凝固術の治療成績—長期予後について

著者: 高梨泰至1 山元章裕1 久保田秀紀1 直井信久1 澤田惇1 千原悦夫2

所属機関: 1宮崎医科大学眼科学教室 2京都大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1797 - P.1800

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 血管新生緑内障7例8眼にSeton移植手術を,6例6眼にトラベクレクトミーを,9例10眼に毛様体冷凍凝固術を施行し,それぞれの長期治療成績について検討した。術後眼圧が 6mmHg以上20mmHg以下にコントロールされた症例は,Seton移植手術で63%,トラベクレクトミーで83%,毛様体冷凍凝固術で30%であった。合併症は,Seton移植手術で白内障の進行,角膜内皮障害,無菌性眼内炎など重篤なものがあった。トラベクレクトミー,毛様体冷凍凝固術では重篤な合併症はなかった。視力予後はいずれの術式も不良であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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