icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科45巻13号

1991年12月発行

文献概要

臨床報告

糖尿病眼への後房レンズ挿入術後の後期発症型フィブリン形成と関与因子

著者: 馬嶋清如1 初田高明2

所属機関: 1藤田保健衛生大学眼科 2京都第二赤十字病院眼科

ページ範囲:P.1883 - P.1886

文献購入ページに移動
 水晶体嚢外摘出術および後房レンズ挿入術を行った糖尿病症例,75例,75眼を対象として,術後にみられる後期発症型フィブリン形成の有無と6つの因子との関連性について検討した。この結果,高血圧の合併,インスリン治療の施行,HbA1cの値が9.0以上,糖尿病網膜症の合併の4つの因子がフィブリン形成に関与していた。また,網膜光凝固術施行の症例では,HbA1cの値が9.0以上,糖尿病網膜症の合併という因子を有していても,フィブリンを形成した症例はなかった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?