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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科45巻13号

1991年12月発行

文献概要

臨床報告

原発開放隅角緑内障の治療成績—点眼療法,内服,ALT併用療法

著者: 安達京1 内田研一1 白土城照1

所属機関: 1東京大学医学部附属病院眼科

ページ範囲:P.1921 - P.1925

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 原発開放隅角緑内障(POAG)の治療状況について,初診時に無治療,もしくは無治療として治療を開始し,3年以上12年にわたって経過観察した117例を対象として,生命表法により点眼療法,内服併用療法,さらにアルゴンレーザートラベクロプラスティー(ALT)併用での生存確率を検討した。最終生存確率は点眼療法のみで23.5±3.6%,内服併用で41.8±4.4%,ALT併用で67.4±6.4%であり,POAGの約30%は手術療法を必要とすると考えられた。眼圧コントロール(≦20mmHg)が得られる確率では,各々35%,50%,77%であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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