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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科45巻13号

1991年12月発行

文献概要

臨床報告

通年性アレルギー性結膜炎に対する抗アレルギー点眼液の眼誘発反応抑制効果

著者: 佐久間靖子1 三田晴久2 信太隆夫2

所属機関: 1国立相模原病院眼科 2国立相模原病院アレルギー臨床研究部

ページ範囲:P.1927 - P.1930

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 ダニを発症抗原とする通年性アレルギー性結膜炎患者27例に,抗原による眼誘発試験を行い,2%disodium cromoglycate (DSCG),0.25%amlexanoxおよび0.05%ketotifen点眼液の涙液中ヒスタミン遊離抑制効果を検討した。右眼に抗アレルギー点眼液,左眼にplacebo点眼液を点眼し,10分後に,ダニ抗原液を点眼して,アレルギー反応を誘発した。抗アレルギー点眼液投与眼の誘発5分および10分後の涙液中ヒスタミン量は,対照眼に比べ有意なヒスタミン遊離抑制効果がみられた。DSCG, amlexanoxおよびketotifen点眼液はいずれも通年性アレルギー性結膜炎に対する有効な薬剤であると考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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