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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科45巻2号

1991年02月発行

文献概要

臨床報告

梅毒性視神経網脈絡膜炎の2例

著者: 玉置泰裕1 天野史郎2 沼賀二郎3 山下英俊1 望月學4

所属機関: 1東京大学医学部眼科学教室 2武蔵野赤十字病院眼科 3東京都立老人医療センター眼科 4東京大学医学部付属病院分院眼科

ページ範囲:P.113 - P.117

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 28歳の男子の両眼と21歳男子の片眼に視力障害が突発した。梅毒の全身症状を欠いていたが,梅毒血清抗体価が高値を示したため,梅毒性視神経網脈絡膜炎と診断した。駆梅療法としての抗生物質投与と副腎皮質ステロイド薬の内服によく反応し,予後は良好であった。原因不明のぶどう膜炎,視神経炎などを見た場合,鑑別診断のひとつに梅毒を念頭に置く必要がある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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