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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科45巻3号

1991年03月発行

文献概要

特集 第44回日本臨床眼科学会講演集(1)1990年9月 東京 学会原著

硝子体手術長期術後成績に関する臨床的研究—1.非シリンオイル注入眼の検討

著者: 安藤伸朗1 難波克彦1 園田日出男2 小林司3 大沼昌彦1

所属機関: 1新潟大医学部眼科学教室 2燕労災病院眼科 3中央総合病院眼科

ページ範囲:P.343 - P.346

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 硝子体手術症例の長期術後成績を,疾患別に比較検討した。対象は1986年までの6年間に新潟大学眼科において硝子体手術を施行し,シリコンオイルを注入しなかった147眼である。生命表理論を用いて検定した結果,網膜静脈閉塞症や網膜前膜・ぶどう膜炎・Terson症候群等は術後3か月から1年の視力を5年以上維持できること,網膜剥離や穿孔性眼外傷は術後3年まで網膜剥離の発生・再発のため視力低下の可能性があること,糖尿病網膜症は術後5年経過しても視力低下の可能性があり,原因の多くは網膜機能の低下であることが判明した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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