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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科45巻3号

1991年03月発行

文献概要

特集 第44回日本臨床眼科学会講演集(1)1990年9月 東京 学会原著

緑内障における乳頭陥凹とGoldmann視野

著者: 中谷一1 吉村武晃2 鈴木範人3

所属機関: 1大阪厚生年金病院眼科 2神戸大学工学部 3大阪電気通信大学

ページ範囲:P.351 - P.354

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 縦の格子縞に角度をつけて眼底に投影し,眼底に写った各格子縞の位相差から眼底を定量立体計測できる筆者らの装置を使い,乳頭陥凹を計測した。なお陥凹の深さは等高線で表示した。
 正常眼乳頭でも150μ以上の陥凹は存在したが比較的乳頭中央部であった。緑内障眼ではGold-mann視野に変化がなくても等高線が多くなる—すなわち陥凹が深くなっていた。視野に変化のある乳頭は,視野障害に相当している乳頭陥凹の深い部分にある等高線が拡大していた。
 これから乳頭陥凹定量、71体計測によりGold-mann視野変化を推測することができる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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