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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科45巻3号

1991年03月発行

文献概要

特集 第44回日本臨床眼科学会講演集(1)1990年9月 東京 学会原著

経強膜毛様体光凝固術後の問題点と眼圧変動

著者: 久保知可1 鈴木亮1 相良健1 栗本晋二1

所属機関: 1山口大学眼科

ページ範囲:P.363 - P.365

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 薬物治療や濾過手術の無効な難治性緑内障患者18眼を選び,経強膜毛様体光凝固術を施行した。眼圧の変化は術後1日後より起こり,1週後には18.3±2.7mmHgと低下したが,1か月後には23.3±8.3mmHgに上昇した。この経過中,4回の処置を必要とした症例もあった。
 経強膜毛様体光凝固術の照射方法についての家兎を用いて照射部位や出力などの照射条件を検討した。実験結果より,高エネルギーほど,眼圧下降期間が長いこと,また同じ部位を繰り返し照射するより,場所を替え,照射領域を替えたほうが効果があった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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