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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科45巻3号

1991年03月発行

臨床報告

原発性開放隅角緑内障に対する2回目トラベクロトミーの成績

著者: 山田重喜1 角屋博孝1

所属機関: 1滋賀医科大学 眼科学講座

ページ範囲:P.413 - P.416

文献概要

 原発性開放隅角緑内障で薬物療法により眼圧コントロールが不十分な症例60眼に対してトラベクロトミーを過去9年間に行った。その後23眼が眼圧コントロール不良となり,うち10眼に対して2回目のトラベクロトミーを追加した。
 術後3年で,眼圧コントロールが良好な率は初回トラベクロトミーで59%であり,2回言トラベクロトミーでは30%であった。2回目トラベクロトミーは初回手術より長期予後について劣っているが,術前高眼圧,低年齢などトラベクロトミーのききにくい因子をもつ症例が多く含まれているからと考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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