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臨床報告
コンピュータ画像解析装置による眼底画像エンハンスメントの効果.—白内障を伴う症例
著者: 富田剛司1 北澤克明1
所属機関: 1岐阜大学医学部眼科
ページ範囲:P.423 - P.426
文献購入ページに移動 コンピュータ画像解析装置による画像エンハンス処理が,白内障により不鮮明な眼底像を解析する際その判読の信頼性を向上させるヒで,どの程度効果があるか検討した。マニュアル法による相対的乳頭面積測定において,判読しやすい画像ほど解析の再現性は良好になるとの仮定に立ち,同一画像の2回解析(intra-image study)と同一眼の異なる2つの画像の解析(inter-image study)の結果の変動係数を求めた。白内障10眼における変動係数(%)の平均は,intra—およびinter-image studyにおいてそれぞれエンハンス前,3.1,3.3,エンハンス後,1.7,1.7であり再現性は有意に向上した(p<0.05)。
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