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特集 第44回日本臨床眼科学会講演集(2)1990年9月 東京 学会原著
強度近視に合併する血管新生型黄斑部出血(HN)と老人性円板状黄斑変性症(SDMD)との関連およびSDMDと遠視との関連について
著者: 大竹能輝1 所敬1
所属機関: 1東京医科歯科大学眼科
ページ範囲:P.503 - P.506
文献購入ページに移動強度近視群では3.17の比率で女性に多かった。老人性円板状黄斑変性症は,1.70の比で男性に多かった。強度近視の屈折は−7.0Dから−23.5Dの間であり,平均−14.54±3.78Dであった。老人性円板状黄斑変性症の屈折は+4.75Dから−2.25Dの間であり,平均+1.06±1.25Dであった。この2群の間に屈折異常の重複はなかった。対象群での屈折は+0.05±1.91Dであり,老人性円板状黄斑変性症でのそれと有意の差があった(P<0.05)。眼軸長は,強度近視群で29.14±1.47mm,老人性黄斑変性群で22.53±0.88mmであり,両者間に有意の兼があった。
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