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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科45巻4号

1991年04月発行

文献概要

特集 第44回日本臨床眼科学会講演集(2)1990年9月 東京 学会原著

シクロスポリンによると思われるミオパチー

著者: 福田尚子1 小暮美津子1 若月福美1 金井久美子1

所属機関: 1東京女子医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.561 - P.564

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 シクロスポリン(CYA)は,眼科的には,難治性眼症状を有するベーチェット病患者に使用されている。その副作用として腎障害をはじめとして種々の報告がみられる。近年,海外にてCYAによるミオパチーが報告され始めているが,本邦ではその報告はまだ見られない。今回,我々は当院ぶどう膜外来にてCYA内服中のベーチェット病患者30名のうち,CPK値(creatine phospho-kinase)上昇の見られた8名につき若干の検討を行った。そのなかにCYAによるミオパチーと思われた1例を経験したので.今後CYAの副作用のひとつとして念頭におかなければならないと考えた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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