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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科45巻4号

1991年04月発行

特集 第44回日本臨床眼科学会講演集(2)1990年9月 東京

学会原著

VDT作業によるパターンVECPの空間・時間周波数特性および輝度閾値の変化

著者: 山本修一1 川島重信2 武田憲夫1 窪田靖夫1

所属機関: 1富山医科薬科大学眼科 2鹿島労災病院眼科

ページ範囲:P.569 - P.572

文献概要

 VDT作業が網膜以降の視路系に与える影響の検討を目的として,13名でVDT作業負荷後のパターンVECPを記録した。作業負荷をかけない状態および一般事務作業負荷後のVECPと比較した。その結果,VDT作業により,P100波の頂点潜時,振幅,またVECP輝度閾値には変化を認めなかった。しかし時間用波数特性曲線上では,高周波域と低周波域の両域で沈下を認め,また空間周波数特性曲線上で,高周波域の沈下を認めた。VDT作業により,視路系の中心部解像力を担う系に機能低下が生じる可能性が示唆された。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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