文献詳細
特集 第44回日本臨床眼科学会講演集(3)1990年9月 東京
学会原著
文献概要
風疹網膜症(以下,網膜症)は視機能には著明な影響がなく,治療の対象とならないために比較的問題にされないできたが,その病像が特徴的であるためretrospectiveな診断根拠として重要視されている。網膜症は生下時にすでに存在し,その後進行しないものであると考えられていた。しかし,網膜症が生後発症して進行する例もあるとの報告もあったが,写真による記録がなく疑問視されてきた。今回筆者らは,一例ではあるが発症の前後を写真で記録でき,生後発症したことを確認した。
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