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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科45巻5号

1991年05月発行

文献概要

臨床報告

緑内障のある白内障眼への眼内レンズ挿入術—濾過胞眼の術後経過

著者: 天野史郎1 池澤暁子1 小松真理1 清水公也1 荻野紀重2

所属機関: 1武蔵野赤十字病院眼科 2荻野眼科クリニック

ページ範囲:P.843 - P.846

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 濾過胞のある緑内障26眼に対して後房レンズ挿入術を行った。対象は,原発閉塞隅角緑内障眼(PACG)9例12眼と,原発開放隅角緑内障眼(POAG)13例14眼であり,全例とも,術前に濾過胞があり,無治療または点滴剤のみで眼圧調整が可能であった。術後に眼圧コントロール悪化がPACGで2眼(17%),POAGで1眼(7%)にあった。POAGの1眼で濾過胞が縮小したが,この1眼の眼圧コントロールは,術前と変わらなかった。濾過胞の状態と眼圧コントロールに相関はなかった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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