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特集 第44回日本臨床眼科学会講演集(4)1990年9月 東京 学会原著
滋賀県湖北地区における緑内障検診システムとその問題点
著者: 中村二郎1 横井さち代1 角屋博孝2 永田哲2 山形哲夫3 佐野幸代3 寺村美春3
所属機関: 1湖北総合病院眼科 2滋賀医科大学眼科学講座 3木之本保健所
ページ範囲:P.919 - P.923
文献購入ページに移動1989年(平成元年)度では,1,633人の検診の結果,70人が要精検者となった。内43人が湖北総合病院を受診し,原発開放隅角緑内障17例,低眼圧緑内障2例,および偽落屑症候群1例を認めた。
老人保健法による基本健康診査として実施されている眼底検査により緑内障を指摘され受診した者はなかった。この眼底検査を緑内障スクリーニングとして活用するには,乳頭陥凹など眼底異常所見に関する判定基準を明確にし記載を義務付ける必要がある。
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