文献詳細
特集 第44回日本臨床眼科学会講演集(4)1990年9月 東京
学会原著
文献概要
50歳男性で,両眼の黄斑部に卵黄様の病巣が認められた。螢光眼底造影で,卵黄様病巣は造影早期に淡い螢光を示し,造影後期にはびまん性の過螢光を示した。卵黄様病巣周囲の網膜の色調異常部位に一致して,造影早期から点状の過螢光が認められた。EOG検査ではL/D比が両眼とも低下していた。家族歴には,特記すべきことなし。本症例は成人発症の卵黄様黄斑変性症ではないかと思われた。
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