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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科45巻6号

1991年06月発行

文献概要

特集 第44回日本臨床眼科学会講演集(4)1990年9月 東京 学会原著

卵黄様黄斑変性症は脈絡膜新生血管を高頻度に合併するか?

著者: 佐藤ひとみ1 柳田泰1

所属機関: 1大宮赤十字病院眼科

ページ範囲:P.937 - P.940

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 卵黄様黄斑変性症の同一家系3症例を報告した。3症例全例の片眼に網膜下出血ないし脈絡膜新生血管を認めた。症例1,2は姉弟例であり,姉には6歳の初診時より網膜下出血が認められ,視力は低下していた。4歳の弟は網膜下出血は一度もなく,視力低下をきたした7年後に,蛍光眼底撮影で脈絡膜新生血管が証明された。症例3はこの姉弟の従兄弟であるが,初診時より1年半後に網膜下出血があり,視力低下をきたした。視力障害をきたした本症に蛍光眼底撮影を施行すれば,より高頻度に脈絡膜新生血管の存在を認めるものと思われた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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