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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科45巻6号

1991年06月発行

文献概要

特集 第44回日本臨床眼科学会講演集(4)1990年9月 東京 学会原著

糖尿病患者にみられた乳頭浮腫の2例

著者: 緒方奈保子1 由良安紀子1 宮谷寿史1 三木耕一郎1

所属機関: 1関西医大付属香里病院眼科

ページ範囲:P.945 - P.947

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 Diabetic papillopathyの疾患概念は比較的新しく,1980年,Appenらによって最初に報告されている。この一過性乳頭浮腫は若年型糖尿病患者に合併することが多く,報告の多くは10〜30歳の若年者である。今回,我々は,64歳女性,および40歳女性の成人糖尿病患者の右眼に一過性乳頭浮腫をみ,軽度の視機能障害をみた。しかし,視力経過良好で,約2か月後には視力回復した。中高年者にも症例がみられることがあり,この場合は前部虚血性視神経症との鑑別が問題となる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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