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特集 第44回日本臨床眼科学会講演集(4)1990年9月 東京 学会原著
新潟大学眼感染症クリニックでの10年間の検出菌
著者: 宮尾益也1 本山まり子1 坂上富士男1 田沢博1 大石正夫1
所属機関: 1新潟大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.969 - P.973
文献購入ページに移動1.3,648株が検出され,Gram陽性球菌が55.4%,Gram陰性桿菌が18.1%であった。S.epidermidisが最も多く検出され,Gram陽性球菌の61.6%を占めた。Gram陰性桿菌ではP.aer-uginosaを除く非発酵菌が57.6%と最多であった。
2.薬剤耐性において,S.epidermidisではPCG,MCIPCで,S.aureusではPCG,ABPC,MCIPC,CEZ,EM,CLDMで増加傾向を示した。1989年ではP.aeruginosaでIPM,AMK,OFLXに,H.influenzaeでIPM,AMK,MINO,OFLXに,非発酵菌でMINO, OFLXにおいて耐性株を認めなかった。
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