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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科45巻6号

1991年06月発行

文献概要

特集 第44回日本臨床眼科学会講演集(4)1990年9月 東京 学会原著

急性網膜壊死の硝子体手術時期に関する検討

著者: 小沢佳良子1 有馬一城1 中川正昭1 二宮久子1 小林康彦1 稲垣有司1 土屋櫻1 田中稔1 大越貴志子2 山口達夫2 神吉和男2

所属機関: 1順天堂大学浦安病院眼科 2聖路加国際病院眼科

ページ範囲:P.997 - P.999

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 片眼の急性網膜壊死の手術を2例経験した。第1例52歳女子は進行例で,高度なPVRによる網膜全剥離,硝子体出血のために硝子体手術などにても治癒しなかった。第2例17歳男子は多発性の網膜裂孔による網膜剥離が認められた直後に行った硝子体手術,輪状締結,液ガス交換,意図的裂孔からの下液の排除および十分な眼内光凝固で治癒できた。本症は網膜剥離,および網膜裂孔が生じた場合,早急に硝子体手術などを行うことが重要であると思われた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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