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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科45巻6号

1991年06月発行

文献概要

特集 第44回日本臨床眼科学会講演集(4)1990年9月 東京 学会原著

高度の脈絡膜剥離を合併し硝子体手術を要した白内障手術後全眼球炎の症例

著者: 中川正昭1 有馬一城1 小沢佳良子1 二宮久子1 小林康彦1 稲垣有司1 土屋櫻1 田中稔1

所属機関: 1順天堂大学浦安病院眼科

ページ範囲:P.1006 - P.1007

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 白内障手術後に全眼球炎に至るまでの感染症を併発することは,現在かなり稀ではあるが,術中および術後の不注意やいわゆるCompromis—ed hostにおける感染は重症で時には失明に至ることもある。
 今回我々は,糖尿病および食道静脈瘤を有する症例に水晶体嚢外摘出術を施行し,術後重篤な全眼球炎を発症し,幸い硝子体手術で治癒せしめることができた症例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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