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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科45巻6号

1991年06月発行

文献概要

臨床報告

後房レンズ挿入術後の後期発症型フィブリン形成と関与因子

著者: 馬嶋清如1 初田高明2

所属機関: 1藤田学園保健衛生大学眼科 2京都第二日赤病院眼科

ページ範囲:P.1059 - P.1062

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水晶体嚢外摘出術および後房レンズ挿入術を行った102例,102眼と糖尿病症例の52例,62眼を対象として,術後にみられる後期発症型フィブリン形成の有無と11の因子との関連性について検討した。この結果,糖尿病症例でインスリン治療を行っているもの,Hemoglobin A1cの値が9.0以上のもの,糖尿病で高血圧を伴っている症例,の3つの因子がフィブリン形成に大きく関与していた。これら3因子を有する症例はフィブリンの出現頻度が高いため,注意が必要であると考えられた

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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