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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科45巻7号

1991年07月発行

文献概要

連載 眼の組織・病理アトラス・57

前房隅角組織のプロテオグリカン

著者: 田原昭彦1 猪俣孟1

所属機関: 1九州大学

ページ範囲:P.1080 - P.1081

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 房水の流出路である前房隅角には適当な房水流出抵抗が存在していて,眼圧を正常に保つ役割を果たしている。房水流出抵抗の発生には隅角に存在するグリコスアミノグリカン(以下GAGs)が関係すると考えられている。
 GAGsはウロン酸とアミノ糖の二つの糖が一単位となって,連続的につながった高分子化合物である。プロテオグリカンはGAGsが蛋白質と結合したもので,含まれるGAGsの種類によって,コンドロイチン硫酸系,デルマタン硫酸系,ヘパラン硫酸系,ケラタン硫酸系に大別される。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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