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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科45巻7号

1991年07月発行

文献概要

特集 第44回日本臨床眼科学会講演集(5)1990年9月 東京 学会原著

新生血管黄斑症に対する連続波Nd:YAGレーザー光凝固治療

著者: 西川真平1 沖坂重邦1

所属機関: 1防衛医科大学校眼科学教室

ページ範囲:P.1093 - P.1098

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 連続波Nd:YAGレーザー光凝固治療を施行した新生血管黄斑症22症例22眼に対して,視力検査,螢光眼底検査,自動量的視野計オクトパスを用いて,光凝固の新生血管閉塞効果と黄斑部視機能に及ぼす影響について6〜16か月間にわたって検討した。視力は20眼(90.9%)で術前と同じ程度あるいは改善を認めた。螢光眼底検査では,20眼(90.9%)で新生血管を消退させることができた。オクトパスによる中心視機能の変化は,4眼(40%)に改善を認めた。これらの所見より,連続波Nd:YAGレーザー光凝固は新生血管黄斑症に対する治療手段として有用であると考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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