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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科45巻7号

1991年07月発行

文献概要

特集 第44回日本臨床眼科学会講演集(5)1990年9月 東京 学会原著

角膜移植術後に眼外傷を受けた1例

著者: 鳴田英一1 山中秀美1 平山善章2 雨宮次生2

所属機関: 1佐世保市立総合病院眼科 2長崎大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1111 - P.1113

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 全層角膜移植術の19年後に眼外傷を受け,移植創が裂開した症例を経験した。症例は82歳女性で,19年前右眼に水晶体全摘出術および全層角膜移植術を施行されていたが,今回その右眼を打撲し,移植創の裂開と同部位よりの虹彩と硝子体の脱出があったため、角膜縫合術および脱出虹彩と前部硝子体の切除術を施行した。角膜移植創の瘢痕部は,術後長期経過後もなお弱く,外傷によって開創する可能性のあることが判明した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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