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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科45巻7号

1991年07月発行

特集 第44回日本臨床眼科学会講演集(5)1990年9月 東京

学会原著

糖尿病性黄斑症に対するアルゴンとダイレーザーによる格子状網膜光凝固術の検討.第2報

著者: 藤井正満1 早坂征次1 児玉達夫1 山本由香里1 瀬戸川朝一1

所属機関: 1島根医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.1151 - P.1154

文献概要

 両眼性糖尿病性黄斑症28例に対し,ダイレーザー(576または577nm)とアルゴン・ブルーグリーンレーザーで格子状網膜光凝固を行った。片眼のみ凝固を行い,反対眼は未治療のままコントロールとした。術後視力の変化はダイ凝固群(13眼),アルゴン凝固群(15眼),コントロール群(28眼)で大きな差はなかった。各群とも,後部硝子体剥離がないと視力が低下する症例がみられた。凝固群ではコントロール群より黄斑浮腫の軽減した症例が多かった。ダイ凝固群とアルゴン凝固群では,黄斑浮腫の軽減に大きな差はなかった。硝子体螢光値測定vitreous fluorophotometryの変化と術後視力はよく一致した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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