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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科45巻7号

1991年07月発行

特集 第44回日本臨床眼科学会講演集(5)1990年9月 東京

学会原著

白内障術後視力予測法の問題点

著者: 大須賀達1 福原潤2 松下曜顯3 名和良晃3 桜井寿也3 魚里博3

所属機関: 1町立大淀病院眼科 2県立三室病院眼科 3奈良県立医大眼科

ページ範囲:P.1215 - P.1219

文献概要

 白内障眼の術前,術後にレチノメーター(レーザー干渉縞)による縞視力とpotential acu-ity meter(PAM)の数字視標による視力を測定し,術後のLandolt環視力と比較した。さらにBangerter filterを装用した正常眼での格子,数字,Landolt環視標による視力を測定し,視標形状と透光体混濁との関係について検討した。
 透光体混濁があると,格子,数字やランドルト環などの視標形状の違いにより,測定された視力値に差が生じる。
 透光体混濁のない場合には,Maxwell視では視標形状の違いによる視力値の差が生じる傾向がみられるが,自然視では視標形状が異なっても視力値の差は生じにくいと思われた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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